メリケンパーク→ハーバーランド→旧居留地→北野→新神戸ロープーウェー
相方の年に一度の「逢瀬の日」*1に便乗しわたくしも西へ。
朝一番の飛行機が取れなかったので、8:40となる。
三宮の駅で自転車を借り、フラワーロードを港に向かって市役所などを横目で確認しながら南へ。途中日本で一番短い(187.1メートル)国道174号を走り趣のある神戸税関を、またまた横目で確認し、メリケン波止場へ。海の香りとギラギラした日差しが、また夏へと私達を逆戻りさせる。
メリケンパークでは、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を忘れることなく、震災を記憶に留めておこうとその日のままの状態で、破壊した岸壁が残っている。初めて目の前にし、自然の脅威を感じた。
20年以上前にホテルオークラ神戸に泊まったことがあったが、その時は神戸海洋博物館はなかったような気がする。記憶が定かではないが大分変わったんだろう。ホテルの窓からは、赤々と光を放つ神戸ポートタワーが目の前に見えていただけでった。
昼はモザイクでスペイン料理。煉瓦倉庫の横を通り珍しいはね橋を見上げ、と・・・向こう岸のJRの建物の上に動かない人がいたので近くまで大きく遠回りし現場に行って観察してきた。この辺は観光客などまったく、人の気配すらありませんでした。
何故ゆえ、ここにいるのだろうか。針金が見えています。
お次は旧居留地を以下の順番で回る。
・新海岸ビル ・商船三井ビル
・チャータードビル (かつては銀行だったことが伺える重厚な入り口と回転ドア)
・旧居留地15番館 (煉瓦の水道管*2)
神戸外国人居留地の開設当初の下水道は、レンガを用いて円形管と卵型管が南北道路に沿って6本1880mが施設されおり、近代下水道としては横浜と並び日本で一番古いらしい。現在でもその一部が雨水幹線として使用されているそうだ。旧居留地15番館横に展示されている。
・旧居留地38番館
三宮の駅に戻り自転車を返し、徒歩で北野をめざす。
北野坂を昇り、
萌黄の館→風見鶏の館→北野天満神社→パラスティン邸→旧パナマ領事館→ラインの館→英国館→仏蘭西館→ベンの家 (中を見学したのは萌黄とラインのみ)
と上記ルートで回る。
やはり震災の影響は、庭に落ちた煙突・メイド部屋を屋根ごと突き抜けた煙突など、随所に見られた。再建までの苦労は想像以上のものであっただろう。
萌黄の館は、米国総領事ハンター・シャープ旧邸。淡い鴬色の外壁や開放型ベランダが特徴。特に印象に残ったのが各部屋異なる意匠のタイルとマントルピース。とてもすばらしかった。
新神戸ロープーウェーで、夜景を楽しむことにした。