8月1日(月)
朝まで雨は降っていたようだが出発時は止んだ。
今日で3日目。荷物の重みが肩とお尻にずっしり。痛いが登らなくては。
実は今まで少しでも登りのあるときは7.6キロと軽いKUOTAだったのですが、今回は雨確実だったので、cinelliで。
4kmほど登ると翔雲橋と言うかなりきつい勾配にさしかかります。
しんどいこの勾配が何処まで続くのかと、ドキドキでした。
*1
ひたすら登り、少し緩やかになると残雪が見えてきました。感動。昨日泊まっていた温泉街も下界に見える。峠手前の川はまだ雪だらけ。
途中で、峠好きなライダー(テントなどを積んでツーリングしているバイク)さんにすれ違いざまに手を振っていただきましたが、とっても元気が出ました。ありがとうございました。
峠はとてもよく晴れていて、これから向かうウトロ側の海が碧く美しかった。
そうそう登りの途中でも何匹かの鹿に遭遇。
自転車ですれ違ったのは1人。
峠に二人でした。
一気にエアロポジショで下る。60km快感。
しかし、罠が待ち受けていた。ウロトの港まで一気に下ったはいいが。宿まではガリビエ峠のようでした。ちょっとだけだったけど。
- 知床半島クルージング
宿に寄って荷物を預けウトロ港に。
普通は知床半島の途中の知床大橋あたりまでしか行かないそうだが、夏場だけ日に2回知床岬まで80km3時間ツアーがある。事前予約をしなくてはいけないツアーだったので、その辺は相方が抜かりなく行動していた。
途中でアザラシの赤ちゃんに遭遇。船長さんも「1匹でこんな所に居るなんて珍しい。迷子になったのか」と。
やはり表情は心なしか悲しげで、落ち着かない様子だった。
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鮭が川登する頃には河口に熊が出没するらしいが今回はまだその季節ではないとのこと。
その代わり、イルカに遭えた。
人を寄せ付けない険しい断崖をいくつもの滝が海へと流れる。
この滝はカシュニの滝と言って知床の大地から直接海へ落ちる貴重な滝だそうな。
クルージングが終わり即観光センターからバスで知床五湖へ。
ふーっ、最終のバスに間に合った。そして復路のバスも最終。逃したら熊に襲われそう。
実際つい4〜5日前までは五湖に熊が出没していたのでハイクは禁止だったそうです。
なので、バス停横のお土産売り場で鈴を借りて出発。
この湖は、五湖周辺の水を通さない硬い岩盤の上に硫黄山の山崩れによって運ばれてきた溶岩の塊が堆積してできているそうなのだが、この2つの地層の間から脈々と地下水が湧き出ているらしい。なので五湖に流れ込む川もなければ、流れ出す川もないそうないと書かれてあったのだが。
川ができて流れ出していた。むむっ。
*1:相方はもちろん今回のルートは走ったことはなく「車が走っている道なんだから何処でも走れる」と出発前から言っておりました